前回の記事では、バンフに着いてからワーホリ生活をはじめるための手続きなどを説明しました。
今回紹介するのは、バンフで仕事と家をさがす方法です。
外国で一人、頼れる人がいない状態で、仕事と家を探すのは大変なイメージがあると思います。
都市部のバンクーバーやトロントでは、エージェントが家や仕事を斡旋してくれるようですが、バンフは田舎なので、そういったサービスはあまり望めないでしょう。
バンフは、自分のことを自分でできない人には向かないかもしれません。ですが、やってみようという気持ちがある人にはチャレンジしがいのある場所です。
そして詳しくはこれから説明していきますが、仕事探しも家探しも、やってみれば意外と簡単です。日本の就活やアパート契約のようなわずらわしさは一切ありません。
海外で生活する上で基本になる仕事探し、家探しを自分の力でやってみるのはいい経験だし、自信につながるはずです。せっかくのワーホリです、チャレンジしてみてください。
では、実際にとうやって仕事や家を探していくかを詳しく説明していきます。
はじめに:バンフ・ワーホリ前にやっておくべきこと
バンフで知り合った友人に、「家も仕事も決めずにとりあえずバンフにきた」という人がいました。正直、それでもなんとかなるんですが、効率が悪いです。それに家が見つかるまでホテル暮らしになってしまうので出費がかさみます。
ワーホリのルールとして、「カナダに入国してから仕事を探さなければいけない」というものがあるんですが、現実的には取締りがあるわけではないし、黙認状態です。
インターネットで家も仕事も探せるので、日本にいるときに調べてレジュメ(履歴書)を送ったり、ウェブ面接が出来る場合は受けておきましょう。
仕事と家のどちらを先に探すべきか
個人的には仕事を先に探したほうがいいと思います。というのも、アコモデーション(寮)がある仕事ならば家探しをする必要がないからです。アコモデーションならば家賃も安く住むので、「絶対にここで働きたい」という仕事がない場合は極力アコモデーションつきの仕事をを探しましょう。
では、どうやって仕事を探していくのか詳しく説明していきましょう。
バンフ・ワーホリ 仕事のさがし方
仕事のさがし方は大きく分けてふたつ。
- インターネット求人に応募する
- 直接アポイントメントをとる
(2)の方法は直接見たり話を聞いたりできるというメリットがありますが、ワーホリ前に日本でできるのは(1)の方法です。まずは日本でリサーチして、気に入る仕事がない場合は現地でさがしてみましょう。
e-Mapleで探す
e-mapleはもっとも簡単に仕事をさがす方法です。日系の会社の募集がメインになりますが、日本語でやりとりができるので安心できます。
が、現地の日本食レストランやツアーガイドの求人がならび、日本語環境の仕事ばかり・・・と、ワーホリや英語への目標や希望がくずれゲンナリしてしまうかも。
英語環境にこだわる人は見ないほうがいいかもしれません。
Kijijiで探す
Kijijiはカナダのクラシファイド広告サイトです。英語のみになりますが、求人数が多く、ローカルジョブを狙っている人にオススメです。
直接アポイントをとる
これはバンフに着いてからの方法ですが、お店やレストランを見に行って、働いてみたいと思ったところに直接応募する方法も有効です。特にカフェやレストランの場合、この方法で仕事を見つけたという話をよく耳にします。
インターネットで募集をしていなくても、欠員が出たり、退職が決まっている人がいる場合もあります。お店の扉やウィンドウに、『Now Hiring(求人募集中)』の張り紙をしてあるので、街を歩いてチェックすると良いでしょう。
直接訪問する場合は、まずレジュメ(履歴書)を持って店舗に行き、必ずマネージャーか採用担当者と話すようにしましょう。不在の場合は、従業員の人にレジュメを渡してもいいんですが、それだと本当に渡したのか確認がとれず、返事が無い場合に「不採用なのかマネージャーが確認していないのか」わからなくなります。
出来る限り、直接マネージャーに渡すようにしましょう。
レストランやカフェの場合は、お店が忙しい時間はある程度決まっています。混雑時間や開店準備で忙しい時間帯などは避けて訪問するようしましょう。
バンフ・ワーホリ 家のさがし方
部屋の契約はかんたんです
前述したように、できればアコモデーションつきの仕事を探したほうがいいんですが、希望の仕事がない場合はどうしようもないので、自分で探すことになります。
部屋をかりるいっても、住民票を用意したり敷金礼金がどうのこうのなど、日本のように面倒な契約は必要ありません。
ほとんどの場合、シェアハウスや個人宅の空き部屋を借りることになるので、オーナーと会って、部屋やキッチン、シャワーなどを見せてもらい、納得できれば契約完了です。
デポジット(保証金)として家賃一ヶ月分が必要になる場合もありますが、退去時に破損などない限り全額返してもらえます。
バンフの住宅事情
バンフのあるアルバータ州は、景気が非常によく人口がどんどん増えています。
その割に建設業界が人手不足で新しい家もなかなか建たないから、空き家がほとんどない。これがアルバータ全体の現状です。
バンフでは上の理由に加えて、国立公園内にある町なので、新しい住宅の建設許可がほとんど下りません。
しかも実は町の条例で『バンフで働いている人しかバンフには住んではいけない』と決まっています。
そうでもしないと、人口に対して家が少ないので、住む場所がなくなってしまうんです。
と、いうわけで家賃も結構高いんですが、600ドル以下の部屋もあるので、根気よく探しましょう。
Facebook Home Finderで探す
僕自身もこのFacebook Home Finderで今住んでいる部屋を見つけました。部屋を貸したい人、借りたい人が投稿して、連絡を取り合うためのグループです。
部屋の写真や家賃などを見て、気に入ったオーナーにコンタクトをとるの方法が一般的ですが、「〇〇ドルくらいで部屋を探しています、○月○日から入居希望です」といった投稿を自分でする方法がオススメです。
事情があって部屋の写真をネット上に公開したくない人もいるので、個人的にアポをとってくる人がいっるからです。
KIjijiで探す
Facebookグループにはない物件もあるので、Kijijiもチェックしておきましょう。方法はFacwbookと同じで、写真や金額を確認してオーナーとやりとりをします。
まとめ
いろいろと書きましたが、バンフ・ワーホリでの仕事、家さがしで重要なポイントをおさらいしでみましょう。
- 家も仕事もワーホリ前に日本でさがしておく
- なるべくアコモデーション(寮)のある仕事を選ぶ
- 現地で直接アポイントメントする場合は、マネージャーに直接話す
- インターネットで家を探すときは、自分でも投稿する
以上4つのポイントを参考に、がんばってみてください。この記事がバンフでのワーホリを考えている人の参考になれば嬉しいです。