バンクーバーの場所は知っていても、バンフがカナダのどこにあるのかわからない・・って人は多いんじゃないでしょうか。カナディアンロッキー旅行の予定がある人、検討している人もどのあたりにあるかを知っておくとイメージがつきやすいんがないかと思います。
この記事ではバンフ国立公園のガイドをしているわたしが、できるだけわかりやすくエリア解説をしています。
カナディアンロッキーとアメリカンロッキー
中学のとき地理で習った「ロッキー山脈」というワードを覚えてますか?
ロッキー山脈は北緯35度から60度まで、長さは4800キロメートルを超える大きな山脈です。アメリカの山脈というイメージがあると思いますが、アメリカにあるのがアメリカンロッキー、カナダにあるのがカナディアンロッキー、単純にどちらの国にあるかどうかで名称がかわります。
そして山岳リゾートとして有名なのはカナディアンロッキーの方。緯度が高く寒冷なことから氷河が発達し、その解け水が流れ込む美しい湖がたくさんあるのが特徴です。
観光の起点「バンフ」
カナダのアルバータ州にある街バンフ。日本人のツーリストのほとんどがこの街を起点に旅行をします。
山の街なのでアクセスはちょっと不便。最寄りのカルガリー空港からは2時間ほどかかります。バンクーバーから車(バス)で移動すると15時間以上かかります。カナダの広さが実感できますね。
街の規模はとても小さく人口およそ1万人ほどと少ないですが、世界各国から旅行者が集まります。街の大通りにはホテルやレストラン、お土産屋さんが立ち並び、建物もかわいらしい造りで、歩いているだけでワクワクしてきます。
バンフのダウンタウン(中心街)
にぎやかなバンフアベニュー(メインストリート)の様子。 バンフの街は三階建て以上の建物をつくってはいけないというルールがナショナルパークアクト(国立公園法)によって決まっています。そのおかげで、街のどこからでもバンフの周囲を囲む山々を見ることができます。 電線も視界に入らないように工夫されていて、景観に気をつかっているのがわかります。ダウンタウン周辺の観光地
バンフの街のすぐそばに流れているボウ川。橋を渡るとカスケードガーデンはすぐそこです。 他にも奇岩フードゥーズやフェアモントバンフスプリングスホテル、フェンランドトレイルなど、街の近くにはたくさんの観光ポイントがあります。バンフから行ける観光地
バンフを起点に行ける観光地はたくさんありますが、人気の観光地をいくつか紹介します。- レイクルイーズ
- モレーンレイク
- ペイトーレイク
- エメラルドレイク
- コロンビア大氷原
それぞれのスポットの特徴について解説します。
レイクルイーズ
「カナディアンロッキーの真珠」と形容される美しい湖。周囲を山に囲まれ、氷河も見れる最高のロケーションにあります。
湖畔から見える建物はChateau Lake LouiseというFairmont系列の高級ホテル。どの方向にカメラを向けてもフォトジェニックな写真を取ることができます。
レイクルイーズはカナディアンロッキー旅行のさいに必ず訪れておきたい場所のひとつです。
»レイクルイーズに行けるツアーの詳細はコチラモレーンレイク
カナダの旧20ドル紙幣に描かれている湖。背後にはテンピークスという山々がそびえ、迫力があります。秘境感あふれるこの湖に、車でアクセスできるのがカナディアンロッキーのすごいところ。
この湖を見るなら6月下旬~10月中旬にきてください。その後は道路が閉鎖されて車が通れなくなります。
»モレーンレイクに行けるツアーの詳細はコチラエメラルドレイク
ヨーホー国立公園にある湖。名前の通り、エメラルドグリーンの湖面がきれいです。カヌーに乗ったり、湖畔のカフェでくつろいだり、ロッジに泊まることもできたりと、いろいろな楽しみ方がある湖です。
»エメラルドレイクに行けるツアーの詳細はコチラペイトーレイク
クマの毛皮の敷物のような特徴的な形をした湖。加工でもしたようなウソみたいに綺麗な青色をしています。
標高2000メートル以上の高さにある展望台から見下ろす湖は圧巻の一言。湖の奥に見える山々がどこまでも続いて見えてカナディアンロッキーの大きさと広がりを感じることのできる人気スポットです。
»ペイトーレイクに行けるツアーの詳細はコチラコロンビア大氷原
氷河の上を歩くツアーが人気のコロンビア大氷原。普通の旅行でこの規模の氷河を間近で見れて、しかも上を歩けるのは、世界でもここしかありません。
バンフから150キロメートル以上と離れていますが、道中も見どころがたくさんあって退屈しません。先述したペイトーレイクも、コロンビア大氷原に行く途中に立ち寄ることができます。
»コロンビア大氷原に行けるツアーの詳細はコチラ