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Alex HonnoldのFree Soloってどんな映画? アカデミー賞受賞で日本公開の可能性もあり?

Alex HonnoldのFree Soloってどんな映画? アカデミー賞受賞で日本公開の可能性もあり?

Alex Honnold主演の映画「Free Solo」が、第91回アカデミー賞で、長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。この記事では、

  • フリーソロって何?
  • アレックス・オノルドってどんな人?

といった、映画を見る前に知っておくと、より面白く見れるような知識や情報をシェアします。

Alex HonnoldのFree Soloってどんな映画?

Alex HonnoldのFree Soloってどんな映画? アカデミー賞受賞で日本公開の可能性もあり?

映画「Free Solo」は、ヨセミテ国立公園にある高さ約900メートルの岩壁(ルート名:フリーライダー)を、アメリカ人クライマーのアレックス・オノルドが、命綱なしで登る姿を映したドキュメンタリー映画です。

クライミングのルートには難易度を表すグレードがつけられており、フリーライダーは5.12dというグレードに設定されています。

 

5.12dは、ほとんどのクライマーにとって、ロープがあったとしても登ることができないようなとても難しいルートです。

上級クライマーがフリーライダーをロープを使って登っても通常数日はかかるところを、アレックス・オノルドはたったの3時間56分で登っています。

いかにアレックス・オノルドが常人離れしているかわかると思います。

フリーライダーをクライミングする様子が見れる動画

Free Soloってなに?

フリーソロ(Free solo)とは、簡単にいうと安全のためのロープを付けずにロッククライミングをすることです。

さて、フリーソロについて詳しく知る前に、エイドクライミングフリークライミングの違いについて知っておいくと理解が深まります。

補足
ちなみにフリーソロとフリークライミング、言葉は似てますが、意味が違います。以下でおおまかに説明します。

エイドクライミングとは

エイドクライミング、日本語に訳すと人工登攀といいます。

意味としては、道具(人工物)をつかって岩を登っていくこと。例えば、岩にはしご状の道具を設置して、そのはしごを手がかりにして登っていきます。

エイドクライミング人工登攀の様子。見てのとおり、岩壁でなくはしごに足をかけています。

ハシゴがあれば誰でも登れるじゃん、と思うかもしれませんが、エイドクライミング(人工登攀)には道具を扱う確かな知識と技術、経験が必要で後述するフリークライミングとは別の難しさがあります。

フリークライミングとは

フリークライミングとはアブミ(はしご)などの道具を使わずに、己のテクニックと体力だけを使って岩を登ることをいいます。

登るために使うのはクライミングシューズと滑り止めのチョークだけ。岩の突起や割れ目などを手がかりに登っていきます。

ただし、安全のためにロープ(命綱)をつけて登ります。

パートナーがロープで確保してくれるので、落下したとしても基本的には地面まで落ちることはありません。

左でパートナーがロープを持っています。万が一落ちても、地面までは落下しません。

フリーソロとは

フリーソロとは、安全のためのロープさえ無い状態でロッククライミングをする行為のことをいいます。

ロープをつけないということは、パートナーもいません。

フリークライミングをソロ(単独)で行うから、フリーソロということです。

見てのとおり、ロープをつけずにクライミングしています。見てるだけでヒヤヒヤしますね。

 

フリーソロをする場合、当たり前ですが落ちたら高確率で死にます。よくて大怪我です。

なんで危ないそんなことするの?

と思う人がいると思いますが、わたしにはわかりません。

きっと簡単には理解できないと思います。少なくとも、「スリルを感じるため」なんていう低次元な理由ではなく、アレックス・オノルドのクライミングに対する哲学あってのことなのでしょう。

映画「Free Solo」を見れば、その一端が理解できるかもしれません。

Alex Honnold(アレックス・オノルド)ってどんな人?

アレックス・オノルドは、フリーソロというスタイルで最も強いクラマーです。

クライミングをやっている人なら知らない人はいない、というくらい有名なクライミング界のスーパースターです。

アレックス・オノルドは日本にクライミングをするために訪れたこともあります。

その時の様子を雑誌Rock&Snowで特集されているので、興味のある人は読んでみて下さい。

アレックス・オノルドの著書「 ALONE ON THE WALL」

アレックス・オノルドの著書「アローン オン ザウォール」を読んでみるのもオススメです。

この本では、

  • ヨセミテ国立公園のハーフドーム北西壁でのフリーソロ
  • ザイオン国立公園のムーンライト・バットレスでのフリーソロ
  • トミー・コールドウェルと登ったパタゴニアでのクライミング

の模様が、計画や準備の段階から解説されています。

ナショナル・ジオグラフィックの表紙で有名になったハーフドームでのフリーソロ

また、アレックス・オノルドがフリーソロはじめた経緯や、実際にフリーソロをする前にどういった準備やトレーニングをしているか、そして精神面の話など、とても興味深い内容が書かれています。

またアレックス・オノルドが立ち上げた、Honnold Foundationという財団でおこなっている事前活動(途上国へのソーラ発電の支援など)などについても触れられており、クライマー:アレックス・オノルドとは違う一面につても知ることができます。

ちなみに、彼は収入の1/3をこの基金に寄付しているそうです。

アレックス・オノルドが映画の中で登ったエル・キャピタンとは?

アレックス・オノルドが映画の中で登ったエル・キャピタンとは?

アレックス・オノルドは映画フリーソロの中でエル・キャピタン(El Capitan)のフリーライダー(Freerider):37ピッチ/5.12dというルートに挑戦します。

フリーライダーはとても難しいルートです。ほとんどのクライマーにとって、ロープ有りで安全を確保した状態で登ることさえ難しいとされています。通常は、途中で何度も落ちます。そのたびにロープに助けられ、何度もトライしてやっと登れる、というルートなのです。

そんなフリーライダーを、アレックス・オノルドはロープ無しで登ります。一度のミスで死んでしまうようなルートを、です。

フィジカル、テクニック、集中力、精神力、が超人的なレベルだからでしょうか。それだけでは説明できないような神がかった凄さを感じます。

ヨセミテ:歴史あるクライミングエリア

エル・キャピタンは、アメリカのヨセミテ国立公園にある世界でもっとも有名なクライミングエリアです。パソコンのMacを使っている人なら、El CapitanというOSバージョンがあったので、聞いたことがあるかもしれませんね。

ヨセミテでもっとも有名なルートは、noseと呼ばれるルートです。

エル・キャピタンのほぼ真ん中にあるこのルートは、約900メートルの高さがあります。

クライミングで初めてノーズに登頂したのは、ウォーレン・ハーディングというアメリカ人です、1957年7月から1958年11月にかけて4回も挑戦して登頂しました。当時はなんと、完登するのに45日もかかったそうです。

その後、1960年代に行われた2度目のトライは7日間での登頂に成功。15年後、1975年には、1日で登頂するクライマーが現れました。

こんな歴史もあり、El Capitanのnoseというルートはクライマーにとって憧れのルートです。

アレックス・オノルドは2018年6月6日に、noseを1時間58分で登るという最速記録を残しています。(2019年2月現在、世界最速)

noseのクライミング動画

Alex Honnold(アレックス・オノルド)が出ている他の映画

ヨセミテにおけるクライミングの歴史をえがいた「VALLEY UPRISING」というドキュメンタリー映画にもアレックス・オノルドは出ています。ネットフリックスで見れるので、興味のある人はぜひ。

アカデミー賞をとったことで日本公開はありえるのか?

いまのところ、日本上映の情報はありません。ですが、アカデミー ドキュメンタリー賞をとったことで上映の可能性はだいぶ上がったのではないでしょうか。

2018年には同じヨセミテのクライミングを扱った映画「The Dawn Wall」が日本でも一部上映されたので、Free Soloが上映される可能性は高いように思います。

Free soloを視聴する方法

現在(2019年3月時点)、アメリカのiTunes storeで映画の購入が可能です。日本語字幕はありませんが、日本公開が待てないという人は是非。

iTunes storeで「Free solo」をチェック