この記事ではアメリカのホームドラマ「フルハウス」をつかった英語のリスニング学習について解説します。
タイトルに「アラサー」とつけたのは、1980~90年代生まれのひとならフルハウスを見たことが多いからです。
フルハウスを見たことがあれば、もっと若くても参考になると勉強法だと思います。
リスニング強化にフルハウスが効果的な理由
一話完結のシンプルなストーリー〈空き時間で勉強できる〉
英語が苦手な人は、なるべくストレスなく勉強を続けることが重要。集中力を長時間持続させなくてもいい勉強方法を考える必要があります。
フルハウスなら一話が20分くらいなので、ちょっとした空き時間や、寝る前に気軽にみることができます。
子供は話し方がゆっくり〈聞きとりやすい〉
D.J.とステファニーの会話は、難しい言葉をつかわない、そして話し方がゆっくりなので、英語初心者にとってとても聞きとりやすいです。
大人たちも子供と話すときは易しい言い回しになります。
逆にジョーイの話はアメリカのアニメカルチャーを知らないと理解できない内容が多いので、少し難易度が高いかもしれません。
キャラクターの性格を知っている〈話す内容を予想できる〉
リスニングにおいて「見たことがある」というのは、内容理解する上でとても大きなメリット。各エピソードを詳しく覚えていなくても、「タナー一家の生活を描いた内容」ということ知っているだけで理解が早いですよね。
そして、フルハウスが英語リスニングに適している1番の理由は、登場人物のキャラクターが個性的なところ。
例えば、ダニーは超がつくほどキレイ好き。彼は掃除や整頓にかかわることを話すことが多いです。ジェシーおじさんは自慢のヘアスタイルについてよく話します。D.J.とキミーはよく男の子の話をしていますよね。
このように、キャラクターがどんなことを話すのか知っていると、単語を知らなくても会話が理解できます。
Context(文脈)から内容を読み解く練習にもなるので、意識して鑑賞してみて下さい。
鑑賞に必要なリスニングレベル
まず一度、[英語音声・英語字幕]で1話見てください。
- 完璧に理解できた
- わからない単語や言い回しがあったが、内容は理解できた
- 途中で何度か一時停止しないとついていけなかった
- いくつかの単語しか理解できず、ストーリの内容はわからなかった
1の人は、すでにフルハウスを見て勉強するレベルではありません。趣味で観る分にはいいと思いますが、学習効果は低いと思います。
2の人は、そのまま数話見てみましょう。もし楽しんで見れるなら続けてください。合わなかったら違うコンテンツを見るほうがいいとおもいます。
3の人は、ぜひ続けて下さい。ワンシーズン(24話)見終わる頃には一時停止する回数が劇的に減るはずです。
4の人は、英語のドラマを見るのはちょっと早いかもしれません。単語や文法などの基礎をしっかりと勉強しましょう。
フルハウスを使った学習方法
ただ「見るだけ」でいい
基本的には「見るだけ」の勉強です。
あまり頑張らずに、空き時間に見ることを続けることが大切。続けることが大切です。(大事なことなので2回言いました)
日本で英語を学習する人は、日常的に英語を耳にする機会がありません。海外ドラマを見て慣れることが目的です。
もしわからない単語があっても、大まかな内容が理解できるなら調べなくてもOK。同じ単語が何度もでてきて気になった時は辞書で調べて覚えるくらいで大丈夫。
気楽な気分で長く続けることが効果のある勉強法です。
日本語字幕で見る意味はあるのか
[英語音声・日本語字幕]で見ても、残念ながら英語学習にはほとんど効果がありません。日本語で内容を理解しながら英語音声を聞き取ることは、英語初心者にはほぼ不可能です。
同じように、[日本語音声・英語字幕]も効果は薄いです。英語字幕を読むことでリーディングの練習にはなりますが、それならもっと効果の高い勉強法がありあます。
さいごに
フルハウスに限らず、なんとなく内容が頭に入っている作品を[英語音声・英語字幕]で見ることは効果的な勉強方法です。海外の映画館で映画をみて挫折した人も、この方法を一度試してみて下さい。