ぼくは今、北京にいます。
本当だったらバンクーバーにいるはずなのに、やってしまいました。乗り継ぎに間に合わなかったのです。
購入した航空券は、関空→北京→バンクーバーというフライトでした。
北京での乗り継ぎに5時間の待ちがあったので、余裕、むしろ時間を持て余すなあと思っていたんですが、さすが悪名高いエアチャイナです。関空発のフライトが4時間ほど遅れ、北京についた時にはボーディングタイムを過ぎていました。
乗り遅れた客へのエアチャイナの対応は非常にスムーズ。その日の宿泊ホテルと、翌日フライトの手配はすぐに済みました。ここまで慣れた対応ができるってことは、遅延での乗り過ごしは頻繁にあるんだろうなあ。
「バンクーバーのホテルのキャンセル料をだしなさいよ!」と、白人女性がブチ切れていたけど、まったく受け付ける様子はありません。
中国ではLINE、Facebook、gmailが使えない
フライトが一日遅れるのはいいとして、ひとつ大きな問題がありました。
バンクーバー在住の友人が空港に迎えにきてくれるという約束をしていたので、1日遅れることを伝えなければいけません。
ところが、中国ではLINE、Facebook、Google(gmail)など、日本では当たり前に使われているサービスが使えないのです。
友人の連絡先は、LINEかFacebookメッセンジャーしかわからない。つまり連絡できない。どうしよう、空港で1日中待たせてしまう・・・
どうにかLINEを使う方法を調べようとするも、Googleが使えないからググれない。YahooはTOPページは見れるけど検索できない。
ヤバい・・・。
googleもYahooも使えない。現代人にとって絶望ってこういうことを言うんですね。
しかししかし、ここでぼくは閃きました。
「Bingだ!」
中国で無料でVPN接続し、LINEを使う方法
みなさん「Bing」って知ってますか? iPhoneの設定で、Safariの検索エンジンをGoogle、Yahoo、Bingから選べるんですが、そのBingです。
Bingなら中国でも日本語による検索が可能なのです。
さて、ここからが本題です。
Bingで「中国 LINE 使う方法」と検索すると、VPNというワードが出てきます。
VPNとは簡単にいうと、中国から他の国を経由してネットに接続するシステムのこと。
この記事ではMacを使用している前提で書きますが、App StoreででVPNと検索します。(中国でもApp Storeは接続できます)
いろんなアプリでが出てきますが、VPN Unlimitedというアプリをインストールします。
VPN Unlimitedをつかうにはe-mail登録する必要がありますが、中国ではGmailを開くことができないので、メールアドレス(捨てアド)をつくります。捨てアドに利用したのは→https://sute.jp/mails
登録ができたら、7日間は無料でVPNがつかえます。
つかい方は簡単。
- VPN Unlimitedを立ち上げる
- サーバーを選びクリックする
- 接続中→接続されました
これだけです。
接続は安定しているとは言えないので、中国在住で日常的につかうのは厳しいかも。でも緊急時にLINEでテキストを送受信する分にはまったく問題ありません。接続に時間がかかるときもありますが、気長に待ちましょ言う。
ドイツが繋がりやすかったですが、状態によって変わるかもしれません。いろいろ試しましょう。
まとめ
この記事は、中国乗り継ぎ難民がLINEをつかって連絡ができるように書きました。(このブログは中国からでも見れます)
が、それ以前に、エアチャイナを使わない方がいいんじゃないかと思います。
乗り継ぎできなかった乗客への対応がスムーズに行われるということは、遅延がよくあることの証明だ、ということは先述しました。当たり前のように処理をして、申し訳ないというような態度もなし。怒る人がいるのは当然だと思います。
友人にこのことを話したら、同じようにエアチャイナで痛い目をみているようで、どうやら遅延するのはエアチャイナでは当たり前みたいです。
ぼくの場合は1日遅れようが全然困らないので、「まあ、こんなこともあるか」で済みました。
でも、もしこれが楽しみにしていた旅行だったとしたら、貴重な一日を失ってしまうことになります。そして当然それに対する補償はなし。これはかなりストレスがたまります。
ということで、備忘録の意味でも記事にしておくことにしました。数年したらどの航空会社か忘れちゃいそうですし。
みなさんも、エアチャイナを利用する場合は覚悟しておきましょう。