フィリピンは本当にゲイが多い。街を歩けば20人に一人はゲイなんじゃないかと思うくらいゲイで溢れています。
驚いたことに、フィリピンにおいて特定の職業に就く際、ゲイであることはアドバンテージになるらしい。
教師もそんな職業のひとつで、例えば僕の通っている学校は教師の男女比が女性9:男性1。その男性教師の7割がゲイなのです。
フィリピン人は女性が働き者で、男性は怠け者が多いらしい。ゲイの人は働き者としてカテゴライズされているのでしょうか。
実際、ゲイの先生たちの教える能力は高いように感じます。
ティーチャー・ナポレオンについて
僕を担当する唯一の男性教師も当然ながらゲイ。
名前はナポレオン(本名)といいます。フランス人みたいな名前だけど生粋のフィリピーノです。
そしてこのナポレオンという男、僕のお気に入りの先生です。
テンションが高くおしゃべり好きな一般的フィリピン人と違い、あまり笑わず淡々と授業を進行するのが彼のスタイル。
ほとんどの生徒から受けが悪い彼だが、僕とグレイス(韓国人の友人)だけは、どういうわけかナポレオンのファンになり、僕たちの会話のネタはもっぱらナポレオンでした。
グレイスについて
グレイスは韓国人の女の子らしく、思ったことはなんでもいう。
「アナタは本当に優しくないわね!」と何度言われたかわからない。
性格はキツイが、なぜか彼女とは馬があった。ランチとディナーを食べるとき、休日校外へ出かけるときなど、常にグレイスと行動をともにしていた。たまにナポレオンも誘ったりして。
この二人が先日、BECIを去った。
グレイスは二ヶ月の留学期間を終え帰国、ナポレオンは大学に戻るために。
「おしゃべりな奴がいなくなって、ようやく英語の勉強に集中できるよ」
と、グレイスには嘯いておいたが、う〜ん。けっこう寂しい。
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