「ヒッチするのに役に立つんだよ」
と言ってホルヘから貰った、ダライ・ラマ14世の写真。
B5サイズの大きめのブロマイド。
と言ってホルヘから貰った、ダライ・ラマ14世の写真。
B5サイズの大きめのブロマイド。
東チベット、雨季は道が悪く公共バスはほとんど走っていない。必然的に乗り合いバンで移動することになる。
ところがこの乗り合いバンの運転手が曲者で、外国人とわかるとかなりふっかけた値段を要求してくる。公共バスの3倍の値段なんてザラだ。
カム地方のチベタンはこうやってお金を稼いで、ラマ(僧侶)には気前良くお布施をするらしい。
そんな信仰心の厚い(?)彼らの特性を逆手にとったホルヘの作戦は、
ダライ・ラマ14世の写真をあげるから乗せて行ってくれ、というもの。
彼らにとってダライ・ラマは仏様そのもの。中国政府によってダライ・ラマ14世の写真は規制されているので手に入りにくい。何故か大きいもの程ありがたいらしく、B5サイズは涎が出るほど欲しいんだとか。
かくして、ホルヘから貰った一枚の写真によりラルン・ガル・ゴンパからバタンまで、約8時間(130元)の道のりをタダで移動することに成功したのです。
ありがたや、ありがたや。
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