予定を変更した。
宿で一緒になったスペイン人のホルヘに誘われ、リタン周辺をバイクで走ることになった。中国語が堪能な彼はどこからかバイクをレンタルしてきて、「運転は任せるよ、僕は乗ったことないから」とニコニコ笑っている。
鳥葬を見れなかった僕らは、このままリタンを去るのがもったいない気がしていたんだろう。いい景色の場所があったら写真を撮って昼寝でもしよう。そんな適当な計画であてもなくバイクを走らせた。
2時間ほど走り、途中チベタンの家でバター茶とヨーグルトをご馳走になり、競馬レース(夏の東チベットではよく行われている)を見学し、帰りは大雨と雹に打たれながら帰った。
この日、僕は一日中ウキウキしていた。ホルヘもそうだったと思う。
男二人のバイク旅は僕の憧れのひとつだった。
ホルヘ、笑顔が眩し過ぎるよ。
コメントを残す