次の目的地である福建省の土楼を訪れるにあたって客家族について調べていると、香港にも客家族の村があることを知り、せっかくなので足を伸ばしてみることにした。
地下鉄を乗り継いで辿りついた錦村客家村。村と名付けられているものの、到底そう呼べる規模ではなかった。
100×100mくらいの敷地を5m程の高さの壁が囲んでいて、内部には民家がギッシリと詰め込んである。
当然路地は狭く、それがかえってここを風情ある場所に感じさせるのかもしれない。
興味深かったのは、入場料に3香港ドル(36円)を払ったとき。
おばちゃんは『サンマン、サンマン』と言っていた。
サンは当然”三”だろう。じゃあ、マンは?
客家族の言葉なのかな。それとも広東語だろうか。
おばちゃんは愛想がなく僕の質問には答えてくれなかった。
客家語は土楼に行った時に耳にしたけど、「ングッ」とか「ンゲッ」とか、喉にものが詰まったような発音が多かった印象でした。
林英に聞いてみたけど、客家語でも『イークアイ、リャンクアイ、サンクアイ』というらしいです。
ただ客家でも地方によって違うからなんとも言えないって。