ホワイトホースのオーロラ観光の詳細・料金

2016夏休み|先住民デネ族の、漁と猟。

ちょっと遅めの夏休みをもらって、NW準州の村を訪ねています。今回は一週間ほどの短期滞在です。

漁。グレートスレーブ湖にて

Canmoreの街からFort Resolutionまで2日かけて到着。その一時間後には漁につれていかれる。凍っていないグレートスレーブレイクを初めて見た。そういえば、夕日を見るのも久しぶりだった。(Canmoreはカナディアンロッキーに囲まれているので夕日をみることができないのです)

20メートルほどの網を湖に仕掛ける。波が高くて酔いそうだった。刃牙で読んだ三戦(さんちん)という立ち方を思い出す。仕掛けた網は翌朝引き上げます。


捕れる魚は、コニー、ホワイトフィッシュ、ノーザンパイク、コッド、ピックロゥ、ゴールデンアイなどなど。


網はボロボロである。網にからまった魚をほどく時に、ロジャーは容赦なく網を引きちぎっていくので穴だらけ。それでも大量の魚がかかる。ゆたか。


1メートル近いノーザンパイク。こんなのがあたりまえのように掛かる。


一晩でこんなに。
「う〜ん、イマイチだな」と、ロジャー。


数匹の魚を人間用にさばき、あとは犬のエサにする。


ソリ犬たちの犬舎。ロジャーは現在30匹の犬を飼っている。ぶつ切りにした生魚をボリボリと食べる。


生後2ヶ月の子犬も魚をボリボリ。


スモークドライフィッシュ。うまし。


初日の夜、オーロラ出現。幸先のいいスタートです。ラッキー ^ ^

猟。ウッドランドバッファロー国立公園周辺にて

漁をした次の日、バッファロー猟にでかけた。今回のパーティはロジャーと、彼の叔父ヘンドリー、僕の三人。ヘンドリーは72歳。現役のハンターだ。

前回訪れた時も猟に出たが、バッファローをみつけられなかった。今回はどうだろう、二回続けて不猟だと、僕がバッドラックを引き寄せていると思われないだろうか。そうなったら次から連れっていってもらえなくなってしまわないだろうか。

不安、期待、出発。


夏のタイガ。(針葉樹林帯)
夏とはいえ気温は10度前後。寒いけれど雪につつまれていた春先に比べれば快適。トラックでひたすら走り、バッファローの足跡を探す。


新しいバッファローの糞を発見。ライフルに弾を込め、備える。


群れに遭遇。バッファローは撃たれるまで逃げず、草を喰んでいた。二頭のメスを撃ち、ようやくのそのそと森へ逃げていく。


1番大きなオス(おそらく群れのリーダー)が、撃たれて倒れているメスに近寄ってくる。助けようとしているのか、それとも死を悲しんでいるのか。
オスは尻尾を立て、後ろ足で地面を蹴り、こちらを威嚇していた。


投石でバッファローを追い払うロジャー。
「興奮したバッファローは怖い、でも無駄には撃たないよ」と、人間の頭に当たったら即死しそうな大きさの岩を投げる。


口を開けば蚊を食べてしまい、鼻で呼吸すれば鼻に入ってくる。耳にも目にも。まばたきで何匹も蚊を潰してしまった。
気が狂いそうなほど大量の蚊への対策は、焚き火による煙のみ。風向きによっては無意味である。


使い込まれたナイフ。他にも大きな鉈(なた)や斧をつかって解体していく。解体シーンはグロいので割愛。


獣から肉に。肉は平等にわける。親戚や近所の人にもわける。レバーや心臓などの内蔵は狩りをしたものが配分される。

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