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小学生の子どもを持つ人たちに向けて、ボルダリングについて説明します。【危険度、向き不向き、費用など】

小学生の子どもにボルダリングをさせるのはアリかナシか、について考えてみました。

というのも、小学生の子どもをもつ友人から「子どもがボルダリングやりたいっていうんだけど、どう思う?」と相談されたから。

ぼくの答えは、「子どもがやりたいというなら大賛成。めっちゃ楽しいから。」というもですが、これではあまりに大雑把な答えなので、もうちょっと深堀りして子どもがやるスポーツとしてのボルダリングについて考えてみます。

まず、友人が子どもにボルダリングをさせるのをためらっている理由として、

  • ボルダリングって危なくない?
  • すぐ飽きてしまうでは?
  • うちの子がボルダリングに向いているのかわからない
  • ボルダリングにかかる月々の費用は?(高くない?)

といったものです。これらの疑問に答えていくことで、親の立場からのボルダリングの理解が少し深まるのではないかと思うので、順に説明していきます。

Kamiya

ちなみに僕は、この記事を書いている2019年時点でボルダリング、クライミング歴3年ちょっとくらいです。実力はともかく、時間さえあればクライミングをしたい、と思っている30代男性(独身)です。

ボルダリングはイメージよりも危なくない

ボルダリング 小学生 危なくない

ボルダリングのイメージとして、「高いところから落ちると危ない」というものがあると思います。が、それは正しいんでしょうか?

実はそんなに高くない

これは確かに間違っていないんですが、インドアクライミングジムの壁の高さはせいぜい2.5〜3メートルくらい。壁自体の高さが3メートルなら、一番高いトコロにいっても足の位置は1.5メートルくらい。そんなに高さはありませんよね。

下にはクッション性のマットがひかれています。

もちろん、ボルダリングの危険がゼロというわけではありません。ホールド(カラフルな石のようなもの)はザラザラした摩擦力のある素材なので、擦ってスリ傷ができるのはしょっちゅうです。

サッカーや野球、スキースノボとの危険性の比較

ではサッカーや野球はどうでしょうか。サッカーは身体のぶつかり合いがあります。相手のいるスポーツなので、自分ではコントロールしようがない部分があります。

野球は高速のボールやスパイク靴の危険があります。

またスキーやスノーボードといったスポーツは出そうと思えばかなりのスピードが出ます。速度がでると、大きなケガにつながりやすくなるのはわかりますよね。

ボルダリングというスポーツ自体は他のスポーツと比べて特別に危険というわけではない、ということがわかると思います。

むしろ危険なのは、子ども自身がハイテンションになって周りが見えなくなってしまうこと。(登っている人の近くではしゃいでぶつかる、など)

それらを防止するために、ほとんどのインドアクライミングジムでは、「○○歳以下のお子さんは親の同伴が必要」となっているところが多いです。

すぐ飽きるかどうかわからないけど、とりあえず試してみたら?

こればかりは、やってみないとなんとも言えません。体格的にも、性格的にも、向き不向きがあるので。

とりあえず、グーグルマップで近所のインドアボルダリングジムを探して、訪ねてみましょう。ほとんどのジムにはレンタルシューズがあるので、運動のしやすい格好でいけば大丈夫です。

大体どこのジムでも3000円くらいで体験できます。

ボルダリングに向き不向きはある。でも、メジャースポーツの運動神経とはちょっと違うかも。

ボルダリングの面白いところは、メジャーなスポーツで活躍する子とはちょっと違うタイプの子が才能を発揮することだと思います。例えばサッカーや野球は、足が早かったり、身体の大きい子が有利ですが、ボルダリングはそうとも限りません。

ボルダリングは体重の軽さが武器になるスポーツ

ボルダリングは重力に逆らうスポーツです。つまり、体重が軽いほど、パワーを節約できるので有利なんですね。

ボルダリングは、いわゆるヒョロヒョロで弱そうな子が輝くジャンルといえます。

これはフィギュアスケートにも似ていますね。

反対に、サッカーやバスケットのように同じコート内で競い合うスポーツなんかだと、身体の大きさ、重さがないと当たり負けてしまいます。

そして、これらは生まれつきの骨格の問題なので、なかなか差を埋められません。(ウエイトトレーニングをしない子どもは特に顕著です)

※世界トップレベルのクライマーは筋肉質の人も多いですが、それはまた別のはなし。

ボルダリングは一人でできる

スポーツによる特性が、性格の面でも影響します。

サッカーはときに、対戦相手のプレイヤーに対して攻撃的にならないといけない場面があります。激しくぶつかり合うことで相手を傷つけてしまうこともあります。

性格がやさしい子どもほど、そういうスポーツが苦手にあるように思います。

ですが、ボルダリングは完全に自分との戦い。ある課題(ルート)が登れるか登れないかは、100パーセント自分しだいです。

内に秘めた強さが試されるスポーツ。言いかえれば、内面が強くなれるのがボルダリングというスポーツなのかもしれません。

子どものボルダリングにかかる月々の費用

ボルダリングにかかる費用ですが、

  • ボルダリングジム入会費|約1,000円
  • ボルダリングジム月額|約6,000円から(小学生の場合)
  • クライミングシューズ|約10,000円から(半年〜一年で交換)
  • チョーク(滑り止めの粉)|約1,000円から(約3ヶ月くらい?)
  • チョークバッグ(チョークをいれておくバッグ)|約2,000円くらい

これくらいかな?他のスポーツの習い事と同じくらいなんじゃないでしょうか。子どもだけでなく、大人にとっての趣味としてもお手軽でコスパのいいスポーツです。

親も一緒に楽しめる

ボルダリング 小学生

僕の友人には、子どもと一緒にボルダリングをはじめた友人がいます。まずお母さんと子どもがはじめ、さらに父親もはじめ、家族でボルダリングを楽しんでいます。

ボルダリングを通して家族の絆が深まっている、かどうかはわかりませんが、個人的にはすごく羨ましい家族のあり方だなと思っています。家族で共通の趣味があるって素敵です。

ちなみに、一番強いのは娘さん。圧倒的に子どものが成長が早いです。

ボルダリング、クライミングの楽しさとは?

僕が思うボルダリングの楽しさは、何度も失敗できること。失敗の連続を乗り越えた先に、完登という成功が待っていること。言い方は悪いけど、それが中毒になるくらい快感になります。

以下の動画は、当時13歳の日系アメリカ人クライマー白石阿島さんのTEDトークです。いかに彼女がクライミングを楽しんでいるか、またそれを通じて学んだことなどを語っています。

彼女は世界トップレベルのクライマーですが、ボルダリング、クライミングから学べるものについての参考になると思うので、ぜひ見てみてください。

※Youtubeの字幕機能で日本語を選択できます。

 

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