この記事では、カナダ、ユーコン準州のホワイトホースから、アメリカ、アラスカ州のヘインズへの行き方や、宿泊地情報、サーモンフィッシングについてまとめています。
もくじ
ホワイトホースから車でアクセスできる、南東アラスカの街「ヘインズ」
一緒に行った友人のK君いわく、「ヘインズは住みたい街ランキングNo.1」とのこと。ヘインズの街も素晴らしいし、ホワイトホースからの道中の景色も最高なんだとか。
バンフ国立公園にあるアイスフィールズパークウェイよりも断然キレイ、と言うのも確かにうなずける絶景でした。
▲のマップではSkaguway経由が表示されていますが、このルートで行く場合はフェリーを利用する必要があります。クルアニ国立公園経由(距離が長い方)は陸路で到達可能。ぼくらは後者で行きました。
訪ヘインズの目的は、サーモンフィッシング
2019年10月上旬のヘインズにはコーホーサーモン(銀鮭)が遡上する時期です。
毎年、遡上時期が変わるらしく、遡上のピーク時期に釣りをしないと釣果に恵まれないそうです。早すぎても、遅すぎてもダメ。
ちなみに2017年にユーコンを訪れたときも、スキャグウェイ・アラスカで釣りをしましたが、そのときはピンクサーモンの遡上時期でした。
ロードトリップ|南東アラスカでサーモンフィッシングサーモンは種類によって味に差があるらしく、コーホーサーモンは脂が乗ってかなり旨いんだとか。ちなみにピンクサーモンはパサパサしてあんまり美味しくありません。そのかわり比較的カンタンに釣れるそうです。
フィッシングライセンスについて
カナダやアメリカでは、ライセンスを購入しなければ釣りをすることができません。
今回はアラスカで釣りをするため、
- ユーコン・ライセンス(約15ドル/年間)
- アラスカ・ライセンス(約30ドル/年間)
の、ふたつのライセンスを買う必要があります。
どちらもホワイトホースにあるCanadian tireで購入可能です。ライセンスを買うと、レギュレーションブックを渡されます。エリアによる釣りの制限などを確認しましょう。
釣果は・・
釣れました。
フレッシュなサーモンだけをキープして、メス2匹、オス3匹の、合計5匹。
今回はラッキーなことに釣果に恵まれましたが、ここ景色で釣りができるなら釣れなくてもいいかも、と思えるようなロケーションでした。
サーモンフィッシング以外の楽しみ
Haines(ヘインズ)で撮影したオーロラ
ホワイトホースよりも若干緯度が低いヘインズですが、かなりいいオーロラを撮影することができました。
時間帯は23時くらい。天気がよく、風もないので湖にオーロラが写り込んでキレイです。
撮影情報 20mm f1.8 SS6.0 ISO6400
オーロラ撮影機材
Nikonのフルサイズ一眼レフ。
オーロラを撮るなら高感度耐性の強いフルサイズ機がいいと思い購入。かれこれ5年くらい使っているので機種的には新しくはないけれど、いまだに不満はなく使えている。
Nikon純正の明るい広角レンズ。
f1.8と非常に明るいので、オーロラや星空を撮るのに最適。20mmという画角もオーロラを撮るにはちょうどいい気がしています。これ以上の広角は歪みがひどくなるので、難しいと思う。もちろん、オーロラ以外のランドスケープ撮影にもGOOD。
旅行用の小型三脚。
軽量で持ち運びやすいので重宝しています。かれこれ7年くらい使っている。ただ、脚を伸ばすと安定性にかけるので、構図によっては物足りないことも。
Haines(ヘインズ)で出会った野生のクマ
ヘインズにはグリズリーベアがそこらじゅうにいます。冬眠前にサーモンをたらふく食べ、丸々と太っていてかわいらしい。とはいえ、釣りの最中に近づいてくると危ないので、常に警戒が必要です。ベアスプレーも常備。
チルクートレイクでカヌー
旅のパートナーであり、ユーコンのアウトドアエキスパート(?)のK君がカヌーを持ってきてくれました。チルクートレイクにはレンタルカヌーはないようなので、自分たちでカヌーを持参する必要があります。
この湖は、海からやってきたサーモンが最終的に辿り着く場所、つまり産卵場があります。船着き場からカヌーを漕ぐこと約30分、清流が流れ込む場所にサーモンが集まっています。産卵前の赤くなったコーホーサーモンがそこらじゅうに。長い距離をおつかれさまでした。
ヘインズの宿泊施設
Salmon Run Camp Groundの情報
今回、ぼくたちはホテルやロッジではなくキャンプサイトでテントで寝ました。9月下旬ですが、ヘインズは標高が低いのでそこまで冷えません。天気さえ良ければ焚き火もできるし、キャンプがおすすめです。
ここSalmon Run Campgroundは、つい2週間前(2019年9月上旬)にリニューアルオープンしたばかり。感じの良いオーナーのアメリカ人のおばさんが経営しています。釣り場が近く、街からもそんなに離れていないので利便性よしです。
飲水あり、Wi-Fiがあるかは聞きそびれました。シャワーもありますが、時間制で有料です。
- US$ 25 /一泊(1キャンプサイト)
- US$7 /焚き火用の薪(量は適当)
- US$5 /シャワー(7分)
追記
Funny Farm
今回の旅の2週間後にまたヘインズを訪れたんですが、そのときはFunny Farmというロッジに宿泊しました。
この宿も素晴らしかったです。なにがいいって、サウナがある。10月のヘインズはそこそこ冷えこむので、釣りをしているとけっこう身体が冷えます。ということで、釣りのあとのサウナ、最高。
すごく快適でオーナーのおじさんもいい人。可愛い犬が一匹いるので、たわむれるもよし。のんびりするにはいいところです。ただ、経営的に大丈夫かなっていうくらい閑散としていたので、つぶれないか心配。ということで、ヘインズにくるときはぜひここに泊まってください。
ヘインズの街の情報など
IGA|スーパーマーケット
野菜や肉、米、パスタやインスタントヌードルなどの基本的な食材はここで揃います。
サーモンが釣れたときに冷やしておく氷もここで購入可能です。
Port Chilkoot Distillery|おしゃれな蒸留所
ヘインズの酒造メーカー。バーボンやジン、ラムなどのお酒が買えます。ぼくは飲まないんで買わなかったけど、ラベルのデザインが素敵です。お店の雰囲気もGOOD。
図書館
小さいけれど、かわいらしい造りの図書館。FREE Wi-Fiがあるので、ネットにつなぎたいときはコチラへ。
ホワイトホースに帰ったあとの楽しみ|サーモン親子丼
サーモン親子丼。これが食べたくてヘインズまで釣りに行ったといっても過言ではないです。もう、笑っちゃうくらい旨いです。鮮度が違う。
刺し身で食べてもうまい。ねぎとろにしても旨い。どうやって食べても旨い。
ちなみにわさびはホワイトホースのスーパーで購入可能です。
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