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【読書】生きているのはなぜだろう を読んで。

生きているのはなぜだろう 感想

この記事は、池谷裕二さん著作の「生きているのはなぜだろう」という絵本についての感想文です。

この本の評価
読みやすさ
(3.5)
面白さ
(4.0)
デザインの美しさ
(5.0)
値段
(3.0)
コレクション性
(2.5)
総合評価
(4.0)

ほぼ日の挑戦的なコピー

生きているのはなぜだろう

この本には、答えがあります。

というコピーには、正直いって違和感を覚えた。

生きることの意味にもし答えがあったとして、それは万人に共通するものなんだろうか?

はたして数十ページの絵本で伝えきれるものなんだろうか?

大袈裟な宣伝文句で、なんだかいやらしい。ほぼ日らしくないなあ・・。

というのが、この本を紹介したウエブページをみた感想でした。

参考 生きているのはなぜだろうほぼ日刊イトイ新聞

「生きているのはなぜだろう」を読んだ経緯

生きているのはなぜだろう

コピーに対する違和感もあり、「まあ読まなくてもいいか」と思いつつも、本そのものには興味があってSNSでシェアしたところ、

「面白そう、読んでみたい!」(30代 女性)

「答えだけ教えてくれ」(20代 男性)

「読んだ感想聞きたい〜」(20代 女性)

など、数人からメッセージがありました。

普段から本を読まないような人も反応していて、「へー、やっぱりみんな生きることについて興味あるのね」と思い、ま、あんまり期待せずに読んでみるか。と思ったのでありました。

「生きているのはなぜだろう」を読んだ感想

絵本というジャンルで、「生きているのはなぜだろう。」という重いタイトル。

感受性が豊かな人が読んで、そこからなにかをつかむような抽象的なストーリーだろうと思っていた。

けど、違った。論理的な内容だった。

論理的ゆえに、前提とする知識や、言葉の定義がちょっと難解で、1回読んだだけでスっと腑に落ちない。

5日間で5回読んでみて、理解にはまだまだ遠いし、正直に言うと、「だから何なんだ?」という思いもあったりする。

◆◇◆

この難しい絵本を理解しやすいように、著者による解説文があるんだけど、この解説文も論文ちっくでやっぱり難しい。

じゃあ、どこに(なぜ)魅力を感じるかというと、

「(何のために生きるのかを)この社会ではなく、自然の法則に答えを見つけたいと思いました」

という著者のことば。スピリチュアルを排除した上で、行きついた答えというのがとても興味深いのでした。

同じような感想をチベット仏教の高僧が書いた「チベット生と死の書」という本を読んだ時にも感じた。

この本は「スピリチュアルを極めていったら、科学に近ずいていった」という内容で、やっぱり理解はしきれないけど、ほうほうなるほど、と思えたのでした。

◆◇◆

さて、1ヶ月前の僕のインスタストーリーで反響の多かったこの本ですけど、ぜひ読んでみてほしい。(そしてどんな感想もったか教えてほしいです)

関連書籍とリンク

参考 老孟司さんと池谷裕二さんの対談ほぼ日刊イトイ新聞 参考 絵を担当した田島光二さんへのインタビューほぼ日刊イトイ新聞 参考 「生きているのはなぜだろう」のメイキング記事ほぼ日刊イトイ新聞

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