わけあって(?)Mountain HardwearのSplitter Station 40というクライミング用バックパックを入手しました。なかなか使い勝手がよかったのでレビューしたいと思います。
Splitter Station 40の用途とシチュエーション(わたしの場合)
おもにクラッギングに使っています。駐車場から岩場までのアクセスは長くて2時間ほど。
マルチピッチに使ったことはありません。重い&デカいので多分使わないと思います。
アプローチでの使い勝手
背面がしっかりしているので、アプローチの長い岩場でも疲れにくくて良い感じです。腰ベルトもしっかりしています。
メイン荷室には、
- ハーネス
- 環付きカラビナ 数個
- ビレイデバイス
- スリング 数本
- クリックドロー 12本
- クライミングシューズ
- チョークバッグ
- ユマール
- お弁当
- カメラ機材
- 防寒着、雨具
をいれています。
カメラ機材とありますが、これはクライミングの写真を撮ることがよくあるから。これがけっこう重いしかさばるので、容量の大きいバックパックが必要になります。
Splitter Station 40にはロープ用ストラップがついているので、メイン荷室にロープをいれなくても運べます。カメラ機材があるぶん荷物が多くなるので、この機構は個人的にはマストです。(パタゴニアのクラッグスミスとかは容量的にも近いけど、ロープ用ストラップがないからダメ)
使いやすいフロントポケット
気に入っているのはフロントポケットへのアクセスがしやさ。写真の見た目よりも容量が大きいです。(なんていうか、荷室がもっこりしていて容積が大きい)このポケットには、
- トポ
- 水ボトル
- サングラス
- 行動食
- 財布、鍵
などを入れています。わたしはアプローチでバテやすいので、水や行動食が取り出しやすいのは大きなメリットです。モノを取り出しにくいと面倒になって水分補給せず疲れが溜まってしまうので。
Splitter Station 40自体は防水ではないのですが、フロントポケットの上にレインカバーが収納されています。(個人的にはなくして軽量化してほしいですが)
岩場での使い勝手
使っていて思うのは、バッグ内を整理しやすいように作られている、ということです。
内部にギアループがついていて、クイックドローの整理がしやすい。また、ザックの口が大きく開くのもギアを見つけやすくていいですね。
付属ロープマット
ロープマットの使い勝手は、まあ普通です。専用のものに比べたら使い勝手は劣るけれど、その分軽くてシンプル。
ロープを汚さないという最低限の役割を果たしてくれて、薄くて軽いのがGOOD。耐久性もそれなりにありそうで、簡単に破れることもなさそうです。
デメリットは重量
いろいろ褒めましたが、バックパック自体の重量が1.6キロあるのが最大のデメリットですね。使い勝手を追求するあまりに重くなりすぎてる。このへんは一長一短なので仕方ないのだろうけど・・。
さいごに
わたしはMountain HardwearのScrambler 35を以前から使っていたんですが、容量に不満がありSplitter Station 40に興味をもっていました。
そんなとき、Climbing-netの2018年クライミングフォトコンテストでたまたま入賞することができ、その賞品として頂いたのが偶然にもSplitter Station 40だった、というラッキーがあって入手したものです。
Splitter Station 40はとても使い勝手のいいクライミング用バックパックですがネット用でレビュー記事がほとんどみつかりません。
で、なんでかなーと思ったら、すでに廃盤になっているみたいですね。使いやすいしデザインもカッコいい製品だと思うんだけど。やっぱり重いから人気なかったのかな。
ちなみに、同じ用途のMountain Hardwearの製品では、Crag Wagon 45 Backpackが近いです。
ともあれ、最近のマウンテンハードウェアの製品はいい感じなのでウエア含め他の製品も色々ためしていきたいです。
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