この記事では、イエローナイフのオーロラ観光で気になる服装について現地ガイドが解説します。
ひとことに冬と言っても、11月と2月では寒さの質がかわってくるんです。ご自身の旅行計画に合わせて、しっかりと準備していってください。
- 冬のイエローナイフってとても寒そうだけど、どんな服装でいけばいいんだろう?
- 気温はどれくらいなのかな?
こんな疑問を持っている人にオススメの記事です。
イエローナイフ現地ガイドがオススメする服装
オーロラ観光でイエローナイフにいく旅行者が、服装のことで注意するポイントがいくつかあります。
- 極寒地用のジャケットは必要なし
- インナーが大切
- 薄手の手袋
- ニット帽はカラフルに(インスタ映えのため)
それでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきますね。
旅行のために極寒地用のジャケットは買わなくても大丈夫
「冬のイエローナイフに行くなら、CANADA GOOSEのダウンジャケットみたいな厚手のダウンジャケットを買わないと」思う方もいると思いますが、現地でレンタルできるので大丈夫です。
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レンタル防寒着は、イエローナイフに滞在している間はずっと持っていられます。毎ツアーごとに返却ではないので、日中に街を歩くときにも着ていけます。
冬のイエローナイフの服装はインナーが大切
イエローナイフの旅行、オーロラ観光ではアウターよりもインナーが大切。ポイントは2つです。
- ヒートテックは万能ではない
- ウール素材がオススメ
ヒートテックでいいでしょうと思っている人は多いんじゃないでしょうか?実はそんなことないんです。
では、詳しく説明しますね。
ヒートテックは温かいけど、デメリットも多い
よく、「ヒートテック2枚重ねできました!!」という旅行者がいますが、個人的にはヒートテックはオススメしせん。というのも、ヒートテックはふたつの大きなデメリットがあるからです。
- 温度調節ができない
- 身体の水分をうばう
オーロラ観光ツアーでは、常に寒いわけではありません。オーロラが出ていないときは温かい建物のなかで待機しています。ヒートテックを重ね着していると、建物の中で汗をかいてしまいます。
ヒートテックは乾きづらいので、ずっと濡れたまま。オーロラが出たときに外に出ると汗冷えしてしいます。
また、ヒートテックというのは、身体から発する水分を吸収して発熱する素材です。つまり、着ているだけでどんどん水分を奪われます。ただでさえ、イエローナイフは乾燥している地域なのに、さらに水分を奪われると肌があれてしまう原因にもなります。
以上の理由から、ヒートテックはあまりオススメできません。特に肌が弱い人がさけたほうがいいでしょう。
ウール素材のインナーがオススメ
個人的にオススメなのはウール素材のインナーです。
ウールは保温性が高く、汗を吸収、発散してくれるので汗冷えもしません。ちょっと高いですが、メリノウールという素材のものであれば完璧です。ウールはチクチクするというイメージがあるかもしれませんが、メリノウールは繊維が細かくてなめらか。温かい、蒸れない、肌触りも良いという、とても素晴らしい素材です。
値段が高いのがデメリットですが、イエローナイフ旅行だけでなく日本でも重宝するのでこの機会に買ってみるのも良いかもしれません。
靴下もウール系がオススメです。分厚いブーツをはいていると、足汗をけっこうかくので、吸水性の高いウールの靴下なら汗冷えしません。
薄手の手袋があると便利です
先に説明したように、イエローナイフのオーロラツアーでは、防寒着はレンタルしたほうがコスパが高いです。レンタルパッケージには、極寒地用のミッツ(手袋)がついているので、厚手のものは用意しなくても大丈夫。
ただし、ミッツをしたままではスマホやカメラの操作ができないので、はずす必要があります。そんなとき、素手だとかなり寒いんです。
どれくらい寒いかと言うと、マイナス30度だったら一瞬で指がいたくなるくらいです。金属とガラスでできたスマホを触っているとさらに冷えていきます。ゆっくりスマホなんて触っていられません。
そんなときも、薄手のインナーグローブがあるとかなりマシになります。
1000~2000円くらいのもので大丈夫です。かさばらないので日本で買っていきましょう。
ニット帽はカラフルに(インスタ映えのため)
レンタル防寒着をきていると、他のツアー客とほぼ同じような服装になります。個性をだすためにはニット帽くらいしかありません。
ポイントとしては、モノトーンのものよりも、赤や黄色などのビビットな色の方が写真にとったときに映えます。
11月〜12月、1月〜2月、3月のイエローナイフの気温、天候について
11月、12月のイエローナイフ、天候
この時期はまだ、平均的にはそこまで寒くありません。日本の冬と大きく変わらないといえます。というのも、イエローナイフは乾燥しているから。体感気温は湿度や風に大きく影響されます。マイナス10度台なら凍えるような寒さにはなりません。
1月、2月のイエローナイフの気温、天候
この時期が一番寒いです。マイナス30度以下になることもしばしば。空港から外に出た瞬間に、極寒の地にやってきたことを体感します。長時間肌が露出しているところは凍傷になる可能性もあるので、オーロラ鑑賞時は我慢せずに寒いときは室内にいって温まってください。
3月のイエローナイフの気温、天候
日照時間ものびてきて、ポカポカしてきます。地元の人は半袖で外に出る人もいるくらい。といってもまだっまだ氷点下なので、日本人にとってはそれなりに寒いです。
まとめ
イエローナイフのオーロラ観光での服装や、寒さ。なんとなくイメージがついたのではないでしょうか?
しっかりと準備して、快適なオーロラ鑑賞を楽しんでください