9月上旬、ホワイトホース周辺は黄葉のピークをむかえています。
この時期にユーコンの自然を味合わないともったいない!ということで、クルアニ国立公園へキャンプに行ってきました。
もくじ
クルアニ国立公園とは 〜ホワイトホースから日帰りで行ける国立公園〜
クルアニ国立公園とは、
ホワイトホースの西に広がるクルアニ国立公園は、カナダ最高峰のマウント・ローガン(5959m)を頂点に5000m級の山々が連なる広大な山岳地帯。すぐ南に続くブリティッシュ・コロンビア州や西に続くアメリカ・アラスカ州の山岳群とあわせて、世界遺産にも登録されているダイナミックな大自然ゾーンです。
壮麗な山々は、グリズリーベアをはじめ、ドールシープ、マウンテンゴートなど野生動物の宝庫。また高い峰々は、氷河期から残る氷原におおわれており、その規模は極地以外では世界最大。65kmも続くローウェル氷河など、圧倒的な長さを持つ氷河があちこちの山間を流れています。
と紹介されていますが、ざっくりと説明すると、
ホワイトホースから日帰りで大自然を楽しめる国立公園。絶景が見れて、動物も見れちゃうよ!っていう場所です。
ちなみに一緒に行った友人いわく、クルアニ国立公園の年間の入場者数は、東京ディズニーランドの1日の入場者数と同じくらいだそうです。(約50,000人)
Kamiya
でも、こんな僻地にある国立公園としては多いのかな?
クルアニ国立公園への行き方
今回、ぼくたちはクルアニ国立公園にあるKathleen Lake キャンプグラウンドでキャンプをしました。
ホワイトホースから約2時間のドライブ。アラスカハイウエイを西に進み、ヘインズジャンクションで左折、ヘインズロードハイウエイを南下します。
クルアニ国立公園観光のハイライト
今回のショートトリップで訪れたクルアニ国立公園の見所を一部紹介します。
ヘインズジャンクション展望台|Haines Junction View Point
ヘインズジャンクションを左折し、ヘインズロードハイウエイを走るとすぐにビューポイントがあります。
チングルマ(高山植物)の綿毛が一面に広がっています。夕日に照らされてきれい。遠くには黄色く色づいたアスペン、さらに奥には切り立った山々が。
絶景です。
ここにくるだけでも、ユーコンの自然の一片を味わったような気分になれます。ドライブ中に立ち寄るだけなので、通り過ぎてしまわないように注意。
キャスリーン湖|Kathleen Lake
今回はキャスリーン湖にあるキャンプ場で一泊しました。
9月上旬はまだそんなに寒くなく、21時過ぎまで明るいのでキャンプをするにはいい時期です。
ワンサイトが結構広くて快適です。車2台駐めて、二人用テントが二張、余裕を持って設営できます。
トイレ、水道(飲料可)はありますが、シャワーはありません。
- キャンプ場 15.70ドル/1サイト
- 焚き火用の薪 8.80ドル
翌朝はキャスリーン湖の湖畔でプチハイキング。ゆっくり歩いて1時間くらいの軽い散歩です。
アスペンがキレイに黄葉しています。ユーコンではこんな状態をゴールドラッシュと言うらしく、ほんとうに景色が黄金色に輝いているようです。
クラクシュ村|Klukshu village
クラクシュは、カナダ先住民(ファーストネイションズ)の村で、近くにサーモンが遡上してくる川が流れています。
ここにいるサーモンは、南東アラスカの海から川の流れに逆らって200キロという距離を泳いできています。
なんとサーモンは、遡上している間なにも食べないんだとか。どんな効率でエネルギーを使ったらそんなに泳げるんだろう・・。
キングサーモン、コーホー(銀鮭)、ソッカイ(紅鮭)という種類のサーモンがのぼってくるらしく、この日はソッカイ(紅鮭)を見ることができました。時期によって変わるみたいです。
身体の色が赤くなっているのは、産卵の準備ができている証。イクラを持ったサーモンもいそうですが、ここで釣りをしていいのは先住民だけみたいです。
釣りをしていい川や湖や、どんな種類の魚を何匹まで釣っていいか、サイズなど、レギュレーションが厳しく定められています。
ただ、先住民は別で、彼らはライセンス無しでも釣りをすることができます。これは釣りだけでなく、動物のハンティングも同じです。
さいごに
ユーコンカレッジの大学生活がはじまって一週目の休日。とっても素敵な場所を訪れることができました。
夏〜秋にかけてホワイトホースを旅行する人は、ぜひぜひクルアニ国立公園へ足をのばしてみてください。オーロラを見るだけではもったいないですよー!!
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