冬のイエローナイフの服装について

世界遺産の大自然でワーホリ生活!カナダのバンフ国立公園で働くという選択。

 

・カナダワーホリを決めたけど、どの街にしようか迷ってます

・都市部よりもカナダらしい自然のある場所で働いてみたい

・ローカルジョブに就きたいけど、難しいのかな・・

 

こんな疑問を持っているワーホリ準備中の人に読んでもらいたい記事です。

カナダのワーホリといえばほとんどの人がバンクーバーやトロントなどの都市部で働くことを想像するのではないでしょうか。そもそも、他の街のことを知らない人の方が多いかもしれません。

バンクーバーやトロントにはワーホリ向けエージェントが多く、情報のない人にとって生活をはじめやすい環境であることが理由のひとつでしょう。

現在、ぼくはバンフで働いているんですが、最初はワーホリとしてやってきました。バンフでワーホリ体験ができたのは全くの偶然で、友人が働いていていた会社を紹介してもらえたからです。もしもその友人がいなければ、バンフやカナディアンロッキーの素晴らしさを知らないままカナダを去っていたかもしれません。

僕のお客さんのなかには、バンクーバーやトロントなどの都市部でワーホリをしている人も多いんですが、「バンフでワーホリすればよかった〜」という人がたくさんいるんです。

中には、ワーホリ期間が半年くらい残っていて、実際に移動してくる人もいます。でも、大半の人はワーホリ一年間で貯めたお金で、最後の旅行としてバンフに来る人がほとんど。

それってもったいないなと思うんです。カナダに来る前に知っていれば、選択肢にいれることができたのにな、と。

前置きが長くなりましたが、この記事ではカナダ・ワーホリを考えている人に、バンフの良さを紹介します。

バンフでのワーホリのいいところやダメなところ。そもそもバンフってどこにあるか、など、詳しく説明していきたいと思います。

カナディアンロッキー麓の街バンフ

バンフってどんな街?

ロッキー山脈の山々に囲まれたバンフ国立公園の中にある街で、世界遺産にも登録されている場所です。

日本では見ることができないダイナミックな自然を満喫できる場所で、人やモノが多い都市部にはない魅力がつまった街。

実際、都会の生活に疲れた人たちがバケーションにくる、山岳リゾートとして有名な街なんです。

 

自然が好きな人には絶対オススメ

世界遺産(自然遺産というカテゴリー)に登録されるくらいの場所なので、その自然の魅力は語り尽くせません。在住者でもバンフ(カナディアンロッキー)の自然をすべて味わい尽くすことは難しいくらい、広く、深い自然に囲まれています。

山歩き、トレイルランニング、マウンテンバイク、ロッククライミング、カヌー、ラフティングなどなど、自然のなかのアクティビティはしほうだい。

動物もたくさん生息していて、バンフの街なかにエルク(オオツノジカ)がでてくることは日常茶飯事です。

流石に街には出ませんが、少し車で移動すれば野生のグリズリー・ベアやブラック・ベアを見ることもできます。

 

最寄り空港はカルガリー国際空港

日本からアクセスする場合、成田からカルガリー国際空港への直行便が出ています。

カルガリー空港からバンフへは、車で2時間くらいです。

 

バンフの気候

バンフの街は標高1400メートルの高地にあるので、夏は涼しく乾燥していて、とても過ごしやすい場所です。逆に冬はかなり寒いですが、世界的に有名なスキーリゾートに変わります。

▼は日本とバンフの気温の比較グラフ。黄色が最高気温、青色が最低気温をしめします。

 

緯度は高めで北緯51度。夏は太陽が沈むのが遅いので、夜11時まで明るいです。ぼくの仕事は18時くらいに終わることが多いんですが、仕事終わりにBBQをしたり、外でクライミングをしたりと、夏は毎日のように遊んでいます。逆に冬になると16時くらいには暗くなります。

 

また、たまにオーロラを見ることができる地域なので、ワーホリで半年以上バンフにいれば何回か見ることができます。

 

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バンフ・ワーホリの主な仕事

上記で説明した通りバンフは国立公園内にある街です。世界中から観光客が集まるので、当然、観光業がメインの産業です。

具体的には、ホテル・レストラン・カフェ関連の仕事が多いです。あとは、ぼくのようにツアーガイドとして働く仕事もあります。

レストラン・カフェ

いわゆるローカルジョブに就きたい人は、カフェやレストランのサーバー(ウエイター)の職が狙い目でしょう。

サーバーではなく、バッサーという食事の終わった皿を下げるだけの仕事や、ディッシュウォッシャーという皿洗いだけをする仕事など、カナダでは飲食業でもしっかりと役割が決まっています。

自分がとのポジションに就きたいのか主張する必要があります。

 

ホテル

ホテルの仕事だと、受付のポジションにつきたい人が多いと思います。

それなりの英語力は必要ですが、バンフは日本人観光客も多く訪れる場所なので、受付で働いている日本人は結構います。

ホテルの数が多いというのも仕事を探しやすい理由ですね。

受付以外にも、ハウスキーパーの仕事もあります。英語が苦手な人でも比較的簡単に雇ってもらえるポジションなので、とにかくバンフでワーホリをしたい人にオススメです。カナダ版のリゾバという感じですね。

 

ツアーガイド

自分のしている仕事なので、いくらでも話せますがここでは簡潔に。

ツアーガイドの仕事のいいところは、なんといってもカナディアンロッキーの大自然のなかで仕事ができることでしょう。覚えることは多いですが、慣れれば楽しくなってきます。

ガイドになる上での大きなハードルは、初期投資が必要なことです。

[aside type=”boader”]
  • クラス4ライセンス(お客さんを乗せて運転するための免許)
  • IGA国立公園認定ハイキングガイドライセンス
  • ファーストエイド[/aside]

は、僕がガイドになるために取得した資格ですが、合計700ドルくらい必要でした。

ガイドの仕事を楽しめない人もいるので、自分に適正があるのかしっかりと考てからにした方がいいと思います。

 

バンクーバーやトロントではなく、バンフでワーホリをするメリット

賃金が高い(職種は飲食サービス、観光業など)

なぜバンフの仕事は賃金が高いのか。それはアルバータ州の最低賃金がバンクーバーに比べて高いからなんです。

最低賃金(時給)

備考

Alberta

(バンフ)

$13.60

2018年10月より$15.00に引き上げ予定

British Columbia

(バンクーバー)

$11.25

 

Ontario

(トロント)

$11.60

2018年1月より$14.00に引き上げ予定

注)2018年1月時点の情報です

2018年からトロントの最低賃金が上がるようですが、それでもバンフがあるアルバータ州の賃金がカナダの中でも高いことがよくわかります。

「ワーホリは海外で働く経験のためだから賃金はそんなに気にしない」という人もいると思いますが、賃金は高いにこしたことはありません。

ワーホリ期間が終わったあと、「せっかく北米にいるし、日本から行きずらい南米でも旅行しようかな」と計画する人はけっこういるんですが、お金がなければどうにもなりません。

バンフ(アルバータ州)の賃金の高さは魅力の一つです。

 

バンフ・ワーホリならローカルジョブに就きやすい

個人的にはあまり気にしないんですが、ワーホリをする人にとって、ローカルジョブに就くことは、ひとつの大きな目標になっているみたいです。

ローカルジョブの定義って曖昧なんですけど、英語環境で、カナダ人と一緒に働ける仕事。つまりジャパニーズレストラン(通称ジャパレス)など日本人の多い環境ではない仕事のことです。

バンクーバーやトロントといった都市は、ワーホリを雇る必要がないくらい、カナダ人や英語堪能な移民がいます。競争が激しいんですね。なので英語力の低い人は、日本人であることが評価されるジャパレスで働くことになってしまいます。

一方バンフでは、慢性的に人不足です(特に夏シーズン)。ローカルジョブで要求される英語の能力がそこまで高くないので、日常会話ができるレベルがあれば雇ってもらえます。

カナダ・ワーホリの目的が英語力を伸ばすことならば、バンクーバーやトロントでジャパレスで働くよりも、バンフでローカルジョブに就いたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

アコモデーション(寮)完備の仕事が多い

バンフは観光地なので、家賃がすごく高いです。「シェアハウスの一人部屋、シャワーキッチンは共同」という条件で700ドルくらいが相場です。田舎なのに、バンクーバーやトロントのダウンタウンと同じくらいというとわかりやすいでしょうか。

でも、そんな事情もあってか寮を完備している仕事が多いので安心してください。アコモデーションなら家賃は400ドル前後です。

アコモデーションは給与天引きの場合が多いので、初任給が入る前に払わなくていいのもメリットですね。

 

消費税が低い

カナダの税金には連邦消費税(GST)と州税(PST)とハーモナイズド消費税(HST)の3種類があります。

GSTはカナダ全土で一律5%です。PSTのある州では、GST+PSTの合計が消費税の総額になります。

PSTは州によって異なり、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は7%、トロントのあるオンタリオ州は8%です。バンフがあるアルバータ州はPSTがないので0%です。

Canada’s Province Provincial rate Canada rate Total

Alberta

(バンフ)

0% 5% 5%

British Columbia

(バンクーバー) 

7% 5% 12%

Ontario

(トロント)

8% 5% 13%

▲をみてわかるようにバンフのあるアルバータ州の消費税は5%と、圧倒的に低いんです。

ちなみに、ネット通販などで他の州のものを買った場合でも、届け先がアルバータ州ならば5%になります。おトクですね〜

 

バンフ・ワーホリのデメリット

買い物好きには向かない場所

休日はウィンドウショッピングをしたり、雑貨を買ったり、といった趣味の人は向かないかもしれません。

そういったお店が無いわけではないんですが、バンフの街は一日あれば周れてしまうくらい小さいので、すぐに飽きてしまうと思います。

お洒落なカフェやレストランは多いので、楽しめるかも。

 

電車、地下鉄がない(市バスはあり)

先に説明したように、小さな街なので電車や地下鉄などのインフラはありません。

歩きだけでも街の中だけなら問題ないですし、めんどうなときは市バスがあります。遠出しようと思ったら車が必要ですが、レンタカーを友達とシェアしたり、車を持っている友達と出かけましょう。

 

まとめ

バンフには日本人以外にもワーホリできている人がたくさんいます。

そのなかには英語が母国語でない人もたくさんいるので、そういう人を受け入れるというマインドが街全体にあります。簡単にいうと、フレンドリーな街ということ。

ガイドとして日本人の観光客の方と話すと、決まって「バンフは親切な人が多いですね、〇〇とは多い違い!」という話を聞きます。

日本人は英語が苦手な人が多いですが、そういう人を邪険にする人が全くといっていいほどいないのが、バンフという街なんです。

この風土はワーホリの人にとってもいいことで、友達を作りやすいということ。英語力をあげるにも、カナディアンの友達ができたほうがいいですよね。

 

長々と書いてしまいましたが、以上が僕の経験からいえるバンフ・ワーホリの魅力です。

カナダでのワーホリを考えている人は、一度バンフ・ワーホリを考えてみてくださいね!