この記事では、わたしがカナダワーホリ中に月6000ドルを稼いだときの経験をシェアします。
- ワーホリ中にお金を貯めたい
- カナダワーホリでも貯金できる?
- 稼げる仕事を教えてほしい
こういった疑問を持つ人の参考になるんじゃないかと思います。
カナダではイエローナイフで働きました:働く都市は重要です。
仕事を選ぶ上で競争率が低い
イエローナイフはカナダの北部にある、ノースウエスト準州という場所にあります。バンクーバやトロントのような都会と違ってここはド田舎、というか辺境の地です。
イエローナイフオーロラが見える街として有名なので観光が盛んなんですが、普通のカナダ人はこんな土地で暮らしたいと思わないらしく、労働人口が不足しています。
つまり、求人に対して競争が少ないんですね。
これ、カナダワーホリでイエローナイフを選ぶ理由のひとつです。バンクーバーやトロントでは英語力が低い人は日本食レストランでしか働き口がありませんが、ここイエローナイフならローカルレストランで働けます。
カナダは田舎の方が時給が高い
先に説明したように、カナダは田舎ほど労働者が不足しています。そのため、人を集めるために最低賃金が高く設定されています。具体的には時給ベースで2〜3ドル高い。
カナダワーホリで貯金するなら田舎の州に行くべし。
ということです。
具体的な仕事:アジア人向けのオーロラツアーガイド
イエローナイフでは、Beck’s Kennelsという犬ぞりとオーロラ観光を扱う現地のツアー会社にはいりました。
ワーホリ中の仕事内容
イエローナイフでの仕事内容はざっと以下のような感じです、。
- 空港〜ホテル間の送迎
- オーロラツアー
- イエローナイフ市内の観光ツアー
- 犬ぞり体験ツアー
- その他雑務
同僚はカナダ人、台湾人、ドイツ人、そして日本人。従業員は全員で20人くらいなので会社の規模は小さく、従業員はなんでもできる臨機応変さが求められます。
*車の運転はclass4という特別な自動車運免許が必要です。日本で言うところの二種免許ですね。試験は筆記とロードテストがあります。
どうやって月6000ドル(税引き後)を稼いだのか?
とにかくオーバータイム(残業)が多かった
6000ドルという大金は、当然かんたんに稼げるものではありませんでした。それはもう、馬車馬のように働きました。
オーロラツアーは夜に催行されますが、犬ぞりツアーは午前中からはじまり、日中に到着するお客さんが多いので、空港〜ホテル間の送迎があります。
ということで、朝、昼、夕、夜とずっと働き詰めです。寝る時間が2時間の日とかざらにありました。
そういう人はダブルワーク(複数の仕事をかけもち)をするみたいですが、ダブルワークでは労働時間は増やせても時給1.5倍という旨みがありません。
チップは意外と大きな収入です
チップ、重要です。
この会社は中国人のお客さんが多かったんですが、さすが景気のいい国は違うなと感じました。3日間のツアーで500ドルとか貰えちゃいます。チップの方が時給よりも多い日もありました。
時給を上げる交渉
Beck’s Kennelsで働き始めた当初、わたしの時給は15ドルでした。が、働いて2ヶ月後、20ドルに上げてもらいました。もちろん、交渉は必要でしたが先に説明したclass4の免許を持っている人は貴重な戦力なので、けっこう簡単に時給が上がりました。
ワーホリなのに時給45ドル!と、その仕組み
さて、基本時給が20ドル。これが、オーバータイム(週40時間以上働いた分)は1.5倍になります。つまり30ドルです。これが祝日と重なると、さらに1.5倍になり時給45ドルになるんです。
特別な能力があるわけでもなく、経験も数ヶ月しかないのに時給45ドル。こんな仕事なかなかないと思います。
45ドルは特別な日だけですが、当たり前のように毎月200時間以上のオーバータイム(時給30ドル)があったので、月収6000ドル(税引き後)という額になっていました。
稼げたけど、はっきり言って身体も精神的にもボロボロになりました。人にはあんまりオススメできません。
あなたはイエローナイフで働く(暮らす)ことができる?
イエローナイフは娯楽が少ない
イエローナイフに限らず、田舎は娯楽が少ないです。バーやレストランはありますが、時間さえあればワンシーズンですべて行きつくせてしまうくらい数が少ないです。
休日はカフェ巡りがしたい、というような人には向かない場所です。
カナダの中でもかなり寒い場所
寒い時はマイナス40度くらいまで下がります。想像つかないと思いますが、気温がマイナス30を下回ると、寒いというより痛いって感じになります。
イエローナイフでのワーホリはお金は節約できる
娯楽がなく、寒いので家に引きこもりがちになるので、必然的にお金が貯まります。そもそも私の場合は遊ぶ時間はまったくありませんでしたが。。
ワーホリ前の英語勉強は大切です
当時、私の英語力は決して高くありませんでしたが、日常会話くらいは英語で話せるレベルでした。
この日常会話レベルというのもかなり曖昧なんですが、英語で仕事仲間とやりとりができるレベルです。語彙が少なかったり、文法的な間違いがあったとしても、相手の言っていることが理解できて、自分が伝えたいことが英語でいえること。
これが最低限のレベルだと思います。
わたしの場合、カナダが初のワーホリでした。ワーホリ前の英語力はゼロ。高卒なので、受験英語すらできない状態です。はっきり言って、英語で仕事なんてできるわけがありませんでした。
というわけで、日本の仕事を辞めたあと6ヶ月かけて英語の勉強をしました。
独学で3ヶ月:ここで基礎を固めておくと後々はかどります。
仕事を辞めたあと、失業保険をもらいながら3ヶ月は日本で基礎的な英語の勉強をしました。まずは基礎から、ということで文法と単語を中心に。
DUO3.0という単語帳と、Forestという文法書を購入。とにかく毎日少しずつ読みました。ただ、この段階ではこれらの教材を使っても成長の実感は少なかったです。(決して無駄ではないです)
個人的に役に立ったのは、スタディサプリENGLISHというサービスです。英語の文法の授業を動画で試聴できるので、学校に通わなくてもいい。かなりオススメです。
授業は繰り返し見れるので、理解が深まりました。詳しくは以下を参考に。
フィリピン留学で三ヶ月:効率高いです。オススメ。
日本で基本的な英語力をつけたあと、フィリピン留学で三ヶ月ブラッシュアップ。
わたしはバギオというフィリピンでも高地(標高1600メートル)にある街。ここは南国フィリピンなのに暑くないという勉強するのに最適な環境だったので選びました。
バギオはセブ島のようにビーチがありません。遊ぶところも少ないです。ということで、勉強に集中するにはいい環境でした。
フィリピン留学では会話を中心に勉強しました。フィリピン訛りの英語が不安でしたが、先生の発音はとても綺麗で問題なかったです。
そもそも私達の日本人訛りの英語はかなり強烈なんです。フィリピン留学をしてフィリピン訛りの英語になることはまずありません。
フィリピン留学で利用したエージェント
フィリピン留学をするにあたり、夢カナ留学 というエージェントを利用しました。個人的に申し込んでも、エージェントを通しても費用はかわらないので、何か問題があったときにアシストしてもらえるようにエージェントを通して申し込む方がいいと思います。
カナダでは学校に通わない:無駄が多いです。
カナダの語学学校は、高いです。フィリピン留学の倍以上します。生活も考えたら3倍以上するかもしれません。
にもかかわらず、授業数はフィリピン留学の半分以下。授業もマンツーマンではなくてグループ授業です。
費用が高く、効率も悪い。同じ費用をかけるならフィリピン留学の期間を伸ばすほうが効果的です。
結論:カナダワーホリでもお金は稼げる(貯金もできる)
カナダワーホリは稼げます。でも、田舎の生活をする必要があったり、最低限の英語力は必要になります。ただ、これらは特別な能力が必要なわけではなく、誰でも実現可能なこと。でも、働きすぎてシンドイので、あんまり人にはオススメしません。どうしてもお金が必要な人は、、、頑張ってください(笑)
カナダワーホリでお金を貯めたいと思う人はぜひわたしの経験を参考にしてみてください。田舎の州だったらどこでも実現可能だと思います。
2022-2023年【カナダ・ワーホリビザ申請】自分でやる人向け